チーチェンの日記

転職と中国移住を中心に日頃感じたことを書いています。

キラキラに見える転職の先に何があるのか

どうも、チーチェンです!

 

日系企業に勤める社会人3年目で、現在転職活動中です。

 

私が一番最初に転職活動を考え始めたのは2年目の春頃。夏頃から徐々に活動を始めて、途中に中断も挟みながら、最近また本格的に活動し始めています。

 

今の時代、転職は当たり前とは言いますが、私が勤める会社はいわゆる古き良き(悪しき?)日系企業で、終身雇用を前提にした働き方です。ほとんどの人が転職を考えていません。どこかの記事で離職率が低い会社ランキングにかなりの上位で入っていたくらいです。

 

とは言え、ちらほら転職している人もいます。特に最近は多くなっている印象です。

 

転職活動中の私にとっては、そうして新しい環境に飛び込んでいった人達が、どこかキラキラしていように見え、若干羨ましいとさえ感じていました。

 

「私も将来に向けていつかより良いキャリアアップをするぞ!」

 

突き詰めるとそんな漠然とした思いを抱いていたかと思います。

 

ですが転職は果たしてそんなキラキラしたものなのでしょうか。

 

最近、転職してしばらく経つある二人の方とお話する機会がありました。その転職者お二人との交流を通して私が感じたことについて触れたいと思います。

 

まず一人目は、私が今の部署に配属されて2週間で、某トップ外資コンサルに転職した先輩です。

 

その先輩は大変優秀な方で、わずか2週間しか重なりませんでしたが、新人だった私は非常に多くのことを学ばせていただきました。仕事が終わってから私達若手にエクセル講習を開いてくださったのを覚えています。あのおかげでいかに業務が効率化できたことか。

 

また、フレンドリーで冗談もよくいう方で、新人の私によく「合コン開いてよー」と、半分冗談、半分本気でよく言っていました。(結局開くことはありませんでしたが。)

 

その先輩が会社を辞めた理由は人間関係でした。上司と馬が合わず、しばしばぶつかってなかなか冷遇されていたのだとか。私は直接見たことはありませんでしたが、その先輩の送別会に、その仲の悪かった上司は来なかったので、そういうことだったのでしょう。

 

また、その先輩にはやってみたいビジネスというものがありました。社内制度でビジネスコンペというものがあり、審査が通れば会社がお金を出してサポートしてくれるというものがありましたが、先輩はそこで一度手を挙げてみたものの、審査の段階でボロクソに言われて却下されたそうです。

 

先輩曰く、そもそも社内にそんなチャレンジ精神がある人がいないのに、そんな人たちに判断されるのもおかしい。そう言っていたのを覚えています。それは確かにと思います。

 

コンサルに転職し、まずはビジネススキルを身につけたいのだとか。

 

そんな先輩と最近お話する機会があり、先輩の現状も聞かせて頂きました。

 

トップコンサルに入って、どういう風に変わっただろう。前職とは違い、のびのびと色々なことに挑戦して経験を積んでいるのだろうか。そろそろ独立して、将来やりたかったというビジネスにチャレンジするのだろうか。

 

私は、どこかでキラキラしたお話を聞けるだろうと期待していました。

 

ですが、結論から言いますと、あまり変わっていませんでした。

 

仕事の内容的には前まで違うことをしているものの、その先輩自身は何か変わったという印象は受けませんでした。

 

先輩自身、現状これがやりたいということは見つかっておらず、ただコンサルの仕事は好きなのでまだしばらく続けるつもりだとか。

 

あのやりたかったプロジェクトの話はどこへやら。

 

そして相変わらず私に「合コン開いてよー」と半分冗談、半分本気で言うのでした。

 

それはそれで面白いので良いですが、転職して先輩は結局何が変わったのだろうかと、疑問に感じざるを得ません。

 

お給料は上がったでしょう。ただ、それ以外に何か変わったのか。

 

そもそも他人が変わったかどうかで物事を考えるのが適切ではないかもしれませんが、転職したからと言って、思い描くほど劇的な変化はないのだろうなと思いました。

 

そして内心、若干のショックを受けました。

 

 

その先輩とは別に、身近でもう一人転職した人がいます。私の同期で3年目の春に転職した人です。

 

彼とは2年目の春から転職に関して定期的に情報交換をしていました。会社に居続けることが当たり前と思っているその他同期をよそに、彼とは冗談半分で自分たちを「反乱分子」とよく言ったものです。まさに同志というような感じでした。

 

彼は初期配属にあまり恵まれませんでした。業務時間外でも不規則に仕事をしなければならず、しかもほぼ単純作業のようなことの繰り返しで、かなり消耗するような業務内容です。また、自分に権限がなく上司の返信を待つために数時間待たなければならない、と何度か愚痴をこぼしていました。

 

そんな疲弊する日々が続いていましたが、2年目の冬に、かねてから興味があったと言うウェブマーケティングベンチャー企業に内定をもらい、3年目の春に転職して行きました。

 

内定をもらい、明るい将来に向けてウキウキワクワクだった彼は非常に印象的でした。私も同じように嬉しくなって彼を祝うと同時に、内心嫉妬にも似たような感情を抱いていたことを覚えています。

 

転職してから半年超え、彼とは今でも定期的に連絡を取っています。

 

ですが転職して早々、どうも転職先が前職の大手企業に負けないくらい規則やルールでガチガチで、思ったほど自由にできないことを聞かされました。

 

そして最近では、結局自分は組織の中で働くこと自体があまり合わない、というように感じているそうです。2-3年働いたらどこかの大学か大学院で何かを学び直したい、と語っていました。

 

常に何かしらの目標ややりたいことを明確にして試行錯誤する彼の姿勢は本当に尊敬しますが、転職先の内定をもらったあのキラキラした目が忘れられません。

 

あの時は、あたかも転職した先にやりたいことができる夢のような環境が揃っている、と思っていました。

 

ですが冷静に考えて、転職するだけで正解に辿り着く訳はないんだと実感しました。

 

もちろん低賃金や長時間労働などのいわゆるブラック企業から転職という基本的な労働条件の改善は大切です。

 

ただ、転職先は転職先で何かしらの問題があったりして、結局何かの不満を抱いたりして、根本は変わらないような気がします。

 

客観的に完璧な職場などほとんど存在しません。むしろどんな環境にいようと、自分の心持ちやマインドをどう持つか、と言うことの方がよっぽど本質的なのでは、と思います。

 

柔軟な心構えを持った上で、転職自体に期待することはせず、あくまで自分がありたい姿に近づくその手段として転職するのがベストなのだと。

 

こうした身近な二人の転職を通して、ぷかぷかと考える今日この頃です。